ブログ
結局姿勢って何だろう?
最近はテレビやネットで、姿勢の話題をよく見かけます。横や前から写真を撮って、点と線を結んで「良い姿勢」「悪い姿勢」と判断する方法も増えました。 確かに、まっすぐ立っているように見えることは大切です。ただ、姿勢は「線」や「形」だけでは説明できない部分があります。 猫背になるメカニズムと、頭の重さ そもそも猫背とは、重たい頭が一番上に乗っている体が、重力に負けてしまった状態です。座っていても、立っていても、頭の重さと重力の影響は変わりません。 長く座り続けると、良い姿勢のつもりでも、体の内側は緊張して固まりやすくなります。胸が落ち、首や腰に負担が集まり、気付かないうちに「楽なつもりの姿勢」がクセとして定着していきます。 「ちゃんと背中を伸ばさなきゃ」と頑張るほど、表面だけが固まり、内側の流れが滞ることもあります。 赤ちゃんが教えてくれる「押し返す」姿勢 赤ちゃんが初めて座ったり立ったりするとき、体の中では何が起きているでしょうか。床や地面を小さな足で押し返し、その力が背骨を通って波のように上がり、重たい頭を背骨の上で支えています。 この「床を押し返す流れ」があると、頭は背骨の上でバランスを取りやすくなります。どこか一か所で頑張るのではなく、足裏から頭までがつながって支え合っている状態です。 姿勢とは、止まった形ではなく、「足から頭までどう使っているか」という流れそのものだと考えています。 良い姿勢を頑張るほど、固めていませんか 働き始めてからずっと、背筋を伸ばそうと意識してきた方も多いと思います。胸を張る、あごを引く、お腹に力を入れる。どれも一見「良い姿勢」に近づくように感じます。 けれど、その意識が強すぎると、体のあちこちをギュッと固めて支える方向に行きやすくなります。長く同じ姿勢を続けるほど、中は緊張でいっぱいになり、呼吸も浅くなります。 一部分だけ筋トレで鍛えて、見た目だけきれいに整えても、いつかどこかにしわ寄せが出てきます。首や腰、股関節、膝など、弱いところからサインが出やすくなります。 姿勢は「形」ではなく、体の使い方です。どこか一部分を頑張らせるのではなく、全体のバランスで頭を支えられているかどうかが、大事なポイントになります。 年齢や職業に関係なく学べる体の使い方 ミツヴァ・テクニックのレッスンには、下は10歳から上は80代まで、さまざまな方が通っています。学生、デスクワークの方、立ち仕事の方、まだまだ動き続けたい世代の方もいます。 どの年代でも共通しているのは、「重たい頭をどう支えるか」という課題です。椅子に座る時間が長い方も、立ちっぱなしの方も、まずは今の体の使い方を一緒に確かめるところから始めます。 赤ちゃんのように床を押し返し、背骨が波打ちながら頭を支える感覚を、大人になってからもう一度思い出していく。そのプロセスの中で、姿勢の見え方だけでなく、体の中の流れ方も変わっていきます。 「結局、姿勢って何だろう」と感じた時が、体の使い方を見直すタイミングかもしれません。ミツヴァ・テクニックは、年齢や性別、職業を選ばず、そのきっかけをつくる場所でありたいと思っています。 問い合わせ先 …
